アクアリウムは理科の実験?「なんとなく」を排除するための数値管理

・初の海水飼育は巻貝

水槽を立ち上げてからずいぶん時間が経過しましたが、今回はその後の経過をまとめます。立ち上げ直後にはさまざまなトラブルもありましたが、今は巻貝たちが元気に動き回る環境まで整えることができました。日々、彼らの動きを見ているだけで癒やされています。

毎日観察していると、本当に面白いものです。長い目を貝の間からスッと出してキョロキョロと周囲をうかがう姿など、見れば見るほど飽きません。

巻貝の様子

砂に半分潜ってじっとしているときは少し心配にもなりますが、目のある位置がわかってきたので「虫眼鏡」で覗くと、実は活発に動き回っています。今の環境では苔が少なく餌不足が懸念されたため、専用の餌を少量ずつ与える工夫も始めました。

・八重山ギンポ、スタポ、ウミアザミの仲間入り

巻貝たちが元気に過ごせていることを確認し、数週間後、いよいよ本格的なサンゴ飼育をスタートさせることにしました。新たに迎えた仲間たちを紹介します。

  • 八重山ギンポ:ダイビングでもよく出会う愛嬌者。苔を食べてくれるそうなので、今後の活躍に期待です!
  • スターポリプ:水流に揺れる「緑の絨毯」のような美しさは格別です。導入2日目から元気にゆらゆらと揺れていて安心しました。
  • ウミアザミ:名物である「パクパク」とした動きはまだ見られていませんが、早く元気な姿を見られる日を楽しみにしています。
水槽内の様子
メンテナンスの様子

これに合わせて、水質測定の項目も大幅に追加しました。これまでの「塩分濃度」「水温」に加え、「KH」「PH」「PO4」「NO2」「NO3」も計測することに。しかし、実際に試薬を使ってチェックを始めると、大きな壁にぶつかりました。検査薬の「色判定」が、自分の目ではどうしても難しいのです。

「このピンク色は20ppmなのか? それとも50ppmなのか?」――この曖昧さが、水槽管理の不安要素となってしまいました。そこで今後は、デジタルチェッカーなどの高精度な計測ツールを導入し、客観的な数値で水槽の状態を把握していくことに決めました。

測定の結果、NO3(硝酸塩)が少し高い値を示していました。巻貝への給餌が多かったのか、バクテリアの定着が追いついていないのかは分かりませんが、早急な対応が必要なようです。

当面は給餌量を控えめにして様子を見つつ、汚れが目立ってきたプロテインスキマーの清掃と、サンプ底に溜まったゴミの除去を実施しました。一気に環境を変えすぎるのはリスクもありますが、これで安定に向かうことを期待しています。この清掃作業が数値にどう影響するのかを記録・分析することで、自分自身の水槽に合った「適正な管理サイクル」が見えてくると確信しています。

・海水水槽の観測記録をシステム化する

水質データを日々記録するにあたり、もっとスマートに管理したいと思い、AIに相談してみました。すると「Google フォームを活用するのが一番手軽で便利だ」というアドバイスをもらい、早速構築してみました。

  1. Google フォームを作成:スマホのホーム画面にアイコンを置くことで、専用アプリのような感覚でアクセス可能に
  2. 入力項目の設定:気温、水温、塩分濃度、測定した水質データなどを入力できるように設定
  3. スプレッドシートへ自動保存:送信ボタンを押すと、自動的にGoogle スプレッドシートへ行として記録される仕組み

専門知識がなくても、スマホから専用アプリのように記録をつけられる環境があっという間に完成しました。これからは毎日のデータを手軽に入力し、数値の推移を客観的に追いかけていきたいと思います。

さて、清掃と環境改善でNO3の数値はどのように変化するのか……次回の更新でその結果をご報告します。お楽しみに!

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